こんにちは。今回は短期間でTOEICの点数を上げるために必要な勉強法について解説していきます。
様々な理由でTOEICで高得点を取りたい、と思ってはいるがなかなか点数が上がらない、かなり長い期間をかけてしまっている。そんな人は沢山いるのではないでしょうか。
今回の記事では時間をかけたくない人に向けて、効率的なTOEICの正しい勉強法、参考書の使い方を学んでいただき、皆さんの勉強にお役立ていただきたいと思っています。
この記事を参考にして、間違った勉強、行動で時間とお金を無駄にしてしまう前に、正しい勉強法を身につけて短期間で目標点数を達成してこの面倒臭いTOEIC地獄から抜け出しちゃいましょう!

この記事のライターの経歴
- 慶應義塾大学経済学部卒
- 留学経験、海外住経験一切なしの純ジャパ
- 英語は中学1年生の授業が初
- 4ヶ月の勉強でTOEIC 945点を取得
- 家庭教師として、数多くの学生の英語、数学を指導。
- 新卒で外資系企業のエンジニア職に内定

この記事を見るとわかること」
- TOEICの典型的な間違った勉強法
- 間違った勉強法をしてしまう理由、原因
- TOEICの王道の正しい勉強法
- おすすめの参考書
- おすすめの参考書の使い方
- TOEICの勉強をする上での心構え
対象の読者
このような方々におすすめです。
- TOEICの勉強を何ヶ月も続けているが点数が伸びない。
- これからTOEICの勉強を始めるにあたって、間違った勉強法を最初から避けたい。
- 仕事や学校で忙しいので、勉強時間を中々確保できないから効率よく学びたい。
- 英語が苦手なので、細かすぎる情報よりも絶対に必要な勉強だけを知りたい。
- 参考書に無駄なお金をかけたくない。
よくある間違った勉強法5選
その1:最初から文法の問題集を始める

オーマイ、めっちゃありがちなミスです。この画像の外国人もあきれています。
TOEICでおすすめの参考書を調べると、だいたいどこのサイトにも出てくる全パート攻略〇〇や、文法〇〇問だとか、〇〇特級の文法問題みたいなやつです。
でもこれはほとんどの人が最初に取り組むべき問題集ではないです。確かに難易度的には600点、700点を目指している人でも最初に取り組みやすいレベルの内容ではあるのですが、かなり遠回りな勉強になってしまいます。

友人のTOEICの勉強相談に載った時も、公式問題集すら買ってないのにここら辺の文法問題集を購入してる人があまりにも多かったです。
これらの文法問題集をおすすめできない理由は、そこに載っている文法問題と公式問題集に出てくる文法問題だったら、公式問題集の文法問題の方がはるかに質が高く、出題確率も高いからです。
原因:2時間で200問解く公式問題集はハードルが高いから、めんどいから
一番出題されやすいテキストをやらずに、なぜ予備校講師の文法問題集を先に解く理由は、ほとんどの人は公式モンん代襲はハードルが高いからだと思います。※それ以外の理由ならば、むしろ単純にやることを間違っているのでいますぐ公式を解きまくってください!
「英語力が足りないからまず基礎をやりたい」、だとか「勉強時間を確保できない」だとか色々な言い訳は思いつきますが、突き詰めて考えれば、「面倒臭い」、「やりたくない」に尽きるのです。

僕も実際、公式問題集を解く日は毎日憂鬱でした。本番形式の問題集を2時間ぶっ通しで時間に追われながら問題を解き続けるストレスは尋常じゃないし、解いたら解いたで最後の2、30問は解き終わらないし、丸つけをしても間違いだらけ。正直心が折れる作業でした。
でも結局この面倒くさい事、苦しい事から逃げていては、ゴールは遠ざかるばかりだし結局時間も無駄にしてしまいます。
200問を時間内に正確に解ききれるようにするためには、200問をぶっ通して解く練習をするしかないんです。小さい頃からパスの練習やシュートの練習だけで、ゲーム形式の練習をしたことがないプロのサッカー選手がいないのと同じです。
TOEICも本番の問題を作っているETSが作成した高品質な公式問題集を解くのが近道に決まっているんです。
まず最初は公式問題集を解いて、実力確認・試験慣れをしよう。
解決策:公式問題集を解く2時間を確保し、向き合おう。

仕事が忙しいのであれば土曜の午前に2時間確保してぶっ通しで解いて、日曜日に復習をすればいいんです。これに向き合うしかありません。これが王道かつ近道です。
ライバルたちは公式を解く面倒を避けようとするので、これをやるだけでもう上位に食い込むことができています。
結局嫌な事、やりたくない事に向き合わないと良い結果は得られないんです。
具体的な公式問題集の解き方は、3回チャレンジ法という有名な解き方をお勧めします。
3回チャレンジ法のやり方
- 1回目:本番同様に2時間で全て解いて、丸つけだけして答えや解説は見ない。(誘惑はあるが我慢、丸つけすらしないのが完璧)
- 2回目:一週間後に時間制限なしで解いて、丸つけをする。解説を読んで何時間もかけて徹底的に復習する。
- 3回目(なくてもいい):時間を開けて1周目と同様に2時間で全て解く。
1回目は時間内に解き切れるか、問題の処理能力向上、集中してリスニングを聞けるかなど試験慣れのための本番演習としての役割です。実力チェックも兼ねています。
2回目は、速読力や集中力を抜きにして、その問題を解くだけの知識・能力があるのかをチェックします。理由としては、時間をかければ解ける問題と時間をかけても解けない問題というのは勉強のアプローチが全く異なるからです。
時間をかければ解ける問題は速読力向上・試験慣れによって対策できますが、時間をかけても解けない問題は、単語や熟語、文法知識の強化、読解力の向上が必要になります。
3周目は復習したことが身についてるかの確認なので、やるかやらないかはお任せします。
その2:いつまでもTOEIC関連のYouTubeを調べている

こうしている今も「TOEICの勉強法」というキーワードでブログやYouTubeの動画を見漁っているんじゃないでしょうか?本屋を見つけるたびにTOEICのコーナーに足を運んでいませんか?
その時間があったら勉強をしましょう!
こちらの記事でも説明していますが、情報を集めても行動が伴わなければ意味がないです。行動とは「検索すること」ではなく、「単語を覚えること」、「模試を解くこと」です。
「事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだ」
勉強も同じです。あれこれと、どの勉強法を取り入れるか、どの参考書を買うかの会議を頭の中でするのではなく、泥臭く単語を頭に叩き込む、ひたすら文章を読む。これだけです。
その3:単語帳を2つ以上購入している。

よくあるパターンは、
だいたいこのパターンです。
TOEICでは、単語帳も文法同様例外なく、沢山のものが出版されています。色々と情報を集めていくうちに、色々な単語帳が魅力的に感じることでしょう。
原因:今持ってる単語帳だけで大丈夫か不安、一つだけだと飽きる、買うのが楽しい
多くの人は、少しでも多くの単語を覚えたいといった考えや、ブログやYouTubeなどでおすすめされたからという理由で追加で単語帳を買ってしまうことがあります。
家庭教師でたくさんの学生の勉強を指導してきましたが、成績が伸びない人に共通する1番の特徴は色々な事(参考書)に手を出す、ということです。
複数の単語帳を買うとよくない理由もしっかりとこの後解説いたします!
解決策:一つの単語帳を完璧にする + 公式問題集の単語を片っ端から覚える。
このような状態にならないように、どの単語帳がいいかをしっかりとリサーチして一つの単語帳を決めたらその単語帳を完璧にやり込みましょう。
僕自身、4ヶ月間で大体30周はしたと思います。最後の1ヶ月は3日で1周できていたのでもっとしたかもしれません。それくらいこなしてもまだ、完璧かと問われれば自信はないです。難しい単語帳をやれば難しい試験を突破できるというのは幻想な気がします。
理由は単語学習は単語帳だけでやるものじゃないからです。難しい単語であれば、過去問や公式問題集といった質の高い問題集からも学ぶことはできます。
ただ単語帳を難しくしてしまうと、進みが遅いため1周するまでに時間がかかってしまい、復習の効率が非常に下がってしまいます。
だから、単語帳は基本的なもの一つを推奨しています。
TOEICも頻出の基本的な用語がまとまった単語帳を使っていき、難しい単語は公式問題集でわからなかった単語から吸収していく。これだけで少なくとも900点は取れます。
一応おすすめの単語帳も紹介しておきます。他の単語帳を既に持っている人はまずそれを完璧にしましょう。
- 「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」
この金のフレーズは見出し語だけで1000単語も収録されていますが、大事なのは章と章の間にあるコラムのページの物や役職、学問の名称まで覚えること、そして多義語のコーナーや見出し語の類義語や反義語まで覚えることです。
これを使い倒そうと思ったら他の単語帳をやる時間なんてないくらいに情報が詰まっています。

僕はこれだけで945点を取得できましたし、850点以上を取っている友人達も皆金フレを極めていました。TOEICでは一番有名なベストセラー本なので間違い無いでしょう。黒のフレーズという難しいバージョンもあるのですが、それのレビューは記事の最後にあるのでそちらを参照ください。
その4:公式問題集をリスニングとリーディングで別々に解く
これは解説するまでもなく、論外な勉強法です。
本記事の「その1」の解決策の部分をもう一度読んでいただければ、その理由がわかるはずです。
1周目の公式問題集は、試験慣れが目的ですので試験本番とは異なる状況で解くことが意味をなさないのは想像がつくと思います。
どうしても面倒くさくても分けて解くのだけはやめましょう!
その5:公式問題集の復習時間が2時間以内

リスニングの復習法
- 聞き取れなかったフレーズがわかるまでひたすらディクテーション
- それでもわからなかったらスクリプトを確認して該当箇所だけを何度も聞き直す
- 何度もシャドーイング
- 何度もオーバーラッピング
リーディングの復習法
- 間違えた文章を解き直しすする。
- それでも分からなかった単語やフレーズを何度も音読して頭に叩き込む
- iPadのGoodNotesで復習用のノートに難しい単語をまとめる。
- なぜその答えになるのか?、解答の根拠をはっきりさせる。
- 文章のどこに解答の根拠となる部分が書いてあるのか?
- 自分は何を勘違いして誤答してしまったのか?
- 正解した問題は、根拠を持って正解を導けていたのか?だけ確認する
これらを一つ一つ確認していったら、2時間では復習は終わらないはずです。
これくらい徹底的に公式問題集を復習し使い倒してください。2日かかってもいいです。その価値がこの勉強にはあります。

私は9割以上正答している時でも3時間近く復習に使っています。
勉強は復習が肝です!
特に単語は公式が厳選している物が載っているので、1番の単語帳は公式問題集です。
おまけ:おすすめのテキスト紹介
先ほど紹介した金のフレーズに加えておすすめのテキストをいくつか紹介します。もうやるべきテキストが決まっている方はスキップしてOKです。
対象者を限定して紹介するので、当てはまっていない場合は無理に買わないようにしましょう。
また、勘違いしてほしくないのは「公式以外のテキストが優れていない」ということではなく、公式以外の「本番形式では無い問題集」の優先順位が低いということです。
ですので、公式以外が出している良いテキストは沢山ありますのでそちらも含めてご紹介します。私が実際に解いてみた問題集に限定してご紹介いたしますので、全てレビュー付きで紹介します。
本番形式の問題集(模試)
まずは公式問題集が一番。質を考えれば値段も高くない
- 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 10
公式問題集は1〜10まであるのですが、近年のTOEICは難化傾向にあるようなので近年の難易度に対応している7~10あたりの比較的新しい問題集を購入することをお勧めします。私は4冊購入して徹底的に使い倒しました。
1冊につきTEST1、2の2つの模試が収録されているので、4冊購入して3回チャレンジ法を行う場合、2×3回×4冊で24回分の模試を確保することができます。
難易度としては、公式問題集5、6あたりと比べると難化したように感じます。ネタバレにはなってしまいますが、公式問題集10ではTEST1とTEST2とでもまた難易度が違った印象です。
しかし載っている単語やフレーズの質は流石公式といったところです。なぜ質が高いと感じるかというと、試験本番や他の公式問題集で何度もお目にかかったことがあるフレーズが散りばめられているからです。
公式を4冊以上解いた猛者、900点が視野に入った人向け
以下のテキストは、公式問題集を解き終わってしまったという猛者だけにおすすめします。公式の方が少し高いですがその分質も高いのでまずは公式から解きましょう。
- TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+
少し難しめにはなっているので、800点以上は余裕という方にのみおすすめしています。
正直、800点目標という方がほとんどだと思いますのでそういった方々は無理にチャレンジしなくてもいいかなと思います。
公式問題集よりもいい点があるとすれば、予想点数が出るという点です。公式問題集を一度解いてみるとわかりますが、予想点数が350-440といった形でレンジで算出される方式になっています。
これはTOEIC本番も、絶対評価ではなく受験回ごとに難易度や受験者全体の出来にブレがあるため、何問正解したら何点と一概には言えないことが理由として挙げられます。
公式以外の模試では、何問正解で何点と正確に出してくれるのでモチベーションや達成感という点ではすごくいいです!

実際にTOEICで945点を取った時に解いた最後の模試が、この究極の模試のTEST 3でしたが、その時の点数が940点だったので予想配点の信頼度はある程度高いのではないかと思います。
問題が難しいだけで予想点数はしっかりと適切に調整されている印象です。
リーディングとリスニングのどちらかが特に苦手という方
こちらの精戦模試シリーズの最新であるパート3はめちゃくちゃ難しいです。
僕も最近解いてみましたが、リーディングは9割届かず、リスニングは8割くらいしか取れませんでした。笑
それでも同じ時期に解いた公式問題集はリスニング、リーディング両方とも95%以上取れたので、それだけ難しいという事です。なのでこの問題集の点数はあまり気にしなくていいと思います!

究極の模試と異なり、予想点数も微妙な気がします。かなり低くでるかな。
本番に向けた高地トレーニングだと思って挑みましょう!
パート別&単語帳
正直パート別の対策はそこまで必要ないと思いますが、速読力だけは多くの人がぶつかる大きな壁だと思いますので、それ向けの問題集を1冊だけご紹介します。
こちらは金のフレーズの作者であるTEX加藤さんが執筆しているテキストになります。
こちらは、「公式問題集だけでは電車などの細切れ時間に勉強ができないなあ」と考えて購入した本です。金のフレーズ同様、ポケットに入るサイズなのが良いなと感じ移動時間によく使っていました。
こちらをやってからは、いつもギリギリで解き終わっていた模試が5分以上余るようになりました。ただその時も週3回は本番形式の問題集を解いていた、という前提はお忘れ無く。
- 上級単語特急 黒のフレーズ
これは難しすぎたので950点前後の点数が取れてからやればいいんじゃないでしょうか。
英検1級のパス単と被っている単語がかなり多く掲載されていました。正直これがなくても950点くらいまでは行けるので、あまり背伸びをせずに基礎を忠実にやることをお勧めします!
TOEIC950点を超えた猛者だけが使える神々の遊びのような単語帳なので、僕にはキャパオーバーでした。マジで難しい単語が沢山あるので、みなさん背伸びはやめましょう。

どれくらい難しいかというと、「美味しい」という表現だけで5つくらい掲載されていて、それらが全て見たことない単語でした😀
もちろんdeliciousとyummyは含まれていませんよ、笑
- TOEIC Listening & Reading 公式ボキャブラリーブック
こちらだけは、購入したことがないのですがあまり評判は良くないですよね。使ったことがないので理由はわからないので、僕はなんとも言えないです。ごめんなさい。
今日は公式をかなり推してきたのですが、これだけは色々調べてから購入を検討した方がいいかもしれません!
おわりに
今日は多くの人が陥りがちな間違ったTOEIC勉強法を説明いたしました。
まとめると、
- 本番形式の問題集で試験慣れと頻出フレーズの定着を図る
- 金のフレーズで頻出のTOEIC用語を抑える
- 毎週2回以上本場形式の問題集を解くという苦行から逃げない
- 模試を徹底的に復習しまくる
間違った勉強さえしなければ、誰でもTOEICで高得点を取ることができます。TOEICとはそういう試験です。
深い要約力・読解力やスピーキング能力などは問われません。それなのにビジネスの世界で一定の英語力を持つ資格として認めてもらうことができるコスパ最強の試験、それがTOEICです。
何度も言いますが、最短ルートは2時間ぶっ通しの問題演習をひたすら繰り返す。これだけです。これ以上の王道はありません。断言します!
短期間で集中してやるべき事に向き合って、さっさとTOEICの勉強を終わらせてしまいましょう!!



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